ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2021.2.15 00:35ゴー宣道場

本日の道場&まんぷく

本日のゴー宣道場、金塚彩乃先生をゲストにお迎えして
「コロナ禍と女性の地位向上」というテーマで開催。
第一部の金塚先生のフランスの諸々の対策例は
とても勉強になった。
とくにDV対策として、薬局との連携やUberとの協力などは
日本でも検討されて良いのではないだろうか。

しかし女性の地位向上とか、フェミニズムとかって
非常に難しい議論だと思う。
今日は時間がかなり押してしまったので、
「語らいタイム」は収録しませんでした。
森喜朗の発言全文を帰ってから読んでみたけれど、
うう~む、「(組織委員会の女性たちは)わきまえておられます」って、
小林先生の言うとおり、組織委員会に対するおべっかだ。
だけどその比較対象が、自分の身内(扱い)である
ラグビー協会の女性たちというのが、読んでいて
あまり気持ちの良いものではなかった。
上げるのも女、落とすのも女。
・・・なんで女?

「うちの愚妻が」と、夫が言うのと同じ感覚か?
だけど女性は「うちの愚夫が」とは言わない。
対外的には「うちの主人が」と言う。
私もそれを使い分けていたりする。
ちなみに私の夫が「うちの愚妻」と言っても
私はとくに腹が立たない。
謙遜でも何でもなく、実際その通りだからなのだけど、
私も昭和的感覚を色濃く残しているのかもしれない。
でも一方で、友人男性が妻をけなすような言い方をしたりすると、
それが謙遜を表す昭和的表現なのだとわかっていても、
「そういう言い方はしなさんな。素直に感謝してるって
言えばいいじゃない」とたしなめたりもする。
差し入れを「つまらないものですが」と言うのと、
「私のおすすめのお菓子です」と言う、
その違いにも似ているかな。

しかしこの森発言、
権力者であること、公の場であることをもって
辞任に追い込まれるほどの失言だったのだろうか。
不愉快になる女性がいるのもわかる。
けれども権力者に対するチェック機能が
正しくはたらいた結果というより、
ここぞとばかりに憂さ晴らしした結果では。
わかりやすいポリコレに乗っかってはいないか、
こういう事例はよほど慎重に考えないと、
何か見落としてしまいそうな気がする。

で、つらつら書いてちょっと自分でもあまり整理が
ついていないので、今日のまんぷく行っちゃお。
都内某所、しっぽり和食。
春野菜の先付や甘みたっぷりイカの刺身などを
堪能したあと、
どどーんと彩り豊かなお膳が出てきましたよ。

やっぱり和食はダシの優しい味わいがイイ!

感動したのはデザート。
何と、ふきのとうのアイス!

ほのかな苦みがちゃんとあって、
イチゴの甘さとの調和が抜群!
こんなデザートあっていいの!?
なんでみんなフツーにパクパク食べてるの!?
この計算されつくした春の味わい、
誰もいなければ私は「ふおおおお」と絶叫していました。

ちなみにこのとき高森先生が三島由紀夫について
熱弁されていたのですが、デザートに感動していて
頭にほとんど入ってきませんでした。
スミマセン。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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